2013年09月29日

130929 CD-R形式での総集編同人誌頒布案

総集編などのぶ厚い同人誌は、

・刷りすぎるとシャレにならない損害になる。
・かといって少なく刷ると、在庫不足になった時にすごいストレスになる。
・状況に合わせてちょこちょこ増刷すると普通に赤字になる。

という状況で、基本的にどう転んでも厳しいものがあります。

原因は、本が厚くなるほど印刷費が上がるのに、頒布価格はそれほど上げられず(せいぜい1000円)、原価率がみるみる上がっていくことにあります。
貧乏な自分の場合、有償での頒布を考えると、作品の尺は90ページ以下くらいにおさえておくのが良いのではないか…などと考えたりしていました。



アマチュアが作る長編ストーリー作品には、漫画の他にもサウンドノベル形式のゲームなどもあります。こちらはCD-Rでの頒布なので、基本的にどれほど長編の作品になっても原価率は据え置きです。

これを漫画にも取り入れられないか…とちょっと考えました。本編はCD-R頒布で、おまけ漫画を同人誌で頒布するミックス展開はどうかなと。

例えば拙作の「激辛のアレ(仮)」であれば、100ページくらいある本編をCD-Rに焼き、別個に20ページくらいのおまけ同人誌を作り、CD-Rを買ってくださった方におまけ同人誌をサービスする的な方向はどうだろうと。
CD-Rと同人誌、両方の原価がかかるわけですから、総合的にはそれほど得というわけでもないのかもしれませんが、試しにザッと計算してみます。



<激辛のアレ(仮)データ>

・本編:96ページ
・おまけ漫画:20ページ(仮定)
・表1〜4:4ページ



<総集編同人誌>

・A5版・120ページ・100部・ポプルス印刷と仮定
・同人誌120ページ×100部≒40,000円
・1部原価=400円

<同人誌+CD-R>

・B5版・28ページ・100部・ポプルス印刷と仮定
・同人誌28ページ×100部≒19,000円
・CD-R×100枚≒2,500円
・合計=21,500円
・1部原価=215円

<結論>

・同人誌+CD-R形式の方が約18500円安い
・1部あたり185円(46%)安い




こうしてみると倍くらい違いますね…
100部で計算してみましたが、印刷部数が少なくなると、さらに違いが出てくるかもしれません。試しに部数を50部にしてみます。



※以下間違いがあったので修正しました
<総集編同人誌>

・A5版・120ページ・50部・ポプルス印刷と仮定
・同人誌120ページ×50部≒26,000円
・1部原価=520円

<同人誌+CD-R>

・B5版・28ページ・50部・ポプルス印刷と仮定
・同人誌28ページ×50部≒13,000円
・CD-R×50枚≒1,300円
・合計=14,300円
・1部原価=286円

<結論>

・同人誌+CD-R形式の方が約12,000円安い
・1部あたり234円(45%)安い




1部あたりの原価が、より一層安くなっています。

ともあれ、この形式であれば、画質や画像比率などの問題で印刷困難な作品も頒布可能ですし、そこもメリットかもしれません。

市販のCD付属本みたいな同人誌を作れる印刷所があったら良さそうですが、なさそうですし、同人誌にCD-R収納ポケットをくっつける方向になるかもしれません。
posted by 牛帝 at 17:12 | Comment(2) | WEB漫画単行本化
この記事へのコメント
あ、これいいですね。おまけ本はCG集CDの見本としての役割も果たせるし、物欲も満足させられる。
CD頒布だと立ち読みできないってデメリットがあったんですが、今はタブレットがあるから、頒布スペースで読んでもらうことも可能なんですよね。
ただし、これはCDを自分で焼く場合の話で、実際100枚焼いてジャケット印刷して、というのはかなり大変です。かといってプレスに頼んじゃうと、100部では元が取れない、最低200部。このギャップが問題ですね。
Posted by 赤松弥太郎 at 2013年09月29日 18:59
>赤松さん

今まで見たことのない形式なので、実際にやった時に、どれくらい満足していただけるかというところですね。
タブレットで立ち読みはたまに見ますが、自分には関係のない話かと思ってましたが、よく考えたらKindleがあるので自分にも可能でしたw 今度出たらやろうかな。
CDを大量に焼いたことはなかったですが、やっぱ大変ですよね… プレス最低数200部は結構厳しい数です。
とりあえずは50部くらいを想定してますので、一度実際に焼いてみたい気がします。
Posted by 牛帝 at 2013年09月29日 19:44
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